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箱根駅伝の繰り上げスタートのルールは?順位や失格についても

 
箱根駅伝は、例年1月2日(1~5区)から1月3日(6~10区)までの2日間にわたり出場大学が熾烈な争いを見せ、感動を与えてくれる1月の風物詩です。
 
そんな箱根駅伝を見ていて、選手が泣き崩れるシーンもよく見受けられます。
 
ネット上では、それが繰り上げスタートのルールが関係しているということに対して、
 
「繰り上げスタートのルールってどうなってるの?」
「繰り上げスタートで失格ってあるの?順位はどうなるんだろ」
 
といった声がネット上にも多く見受けられました。
 
そこで今回は、箱根駅伝をより楽しむために、繰り上げスタートのルールや順位、失格、さらにはなぜ繰り上げスタートのルールがあるかについても解説します。

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繰り上げスタートのルール

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繰り上げスタートは、トップを走る大学の選手が中継地点を通過してから、規定時間を過ぎても中継地点を通過できなかった大学に対して行われる措置のことです。
 
どんな措置かというと、規定時間に中継時点を通過できなかった大学のランナーが襷(たすき)を渡していなくても、強制的に次のランナーをスタートさせるということです。
 
 
繰り上げスタートは、往路と復路でルールが異なります。
 
繰り上げスタートのルールを詳しく見ていく前に、簡単な箱根駅伝のコース地図をご紹介します。(コース詳細は後述)
 
 
 1区 読売新聞東京本社ビル→鶴見中継所 
 2区 鶴見中継所→戸塚中継所      
 3区 戸塚中継所→平塚中継所      
 4区 平塚中継所→小田原中継所     
 5区 小田原中継所→箱根
折り返し   

 6区 箱根→小田原中継所   
 7区 小田原中継所→平塚中継所 
 8区 平塚中継所→戸塚中継所  
 9区 戸塚中継所→鶴見中継所  
10区 鶴見中継所→読売新聞東京本社ビル前 
 
 
<往路での繰り上げスタートのルール>
〇鶴見中継所→戸塚中継所の区間でトップとの差が10分以上ついた場合
 
〇平塚中継所→小田原中継所の区間でトップとの差が20分以上ついた場合
 
〇往路最後の区(5区)を走り終えたタイムでトップとの差が10分以上ついた場合
→復路最初の区である6区をトップから10分遅れでスタート
 
 
<復路での繰り上げスタートのルール>
〇各中継所でトップとの差が20分以上ついた場合
 
 
こうした繰り上げスタートのルールがあるので、箱根駅伝では落ち込んだり、泣いている学生の姿もあります。
 
nakikuzureru
 
しかし、ネット上ではこんな意見もありました。
  

 
「襷(たすき)が渡せないだけで、なぜあそこまで泣くのだろう?」
 
 
「時間に間に合わなくて悔しいのは分かるけど、そこまで悲しいものなのか・・・スポーツやってこなかったから分からん」
  
 
確かに、箱根駅伝をあまり見ない人にとってはただ襷がつなげなかっただけに見えるかもしれませんね。
 
しかし、箱根駅伝の襷にはとても深い意味があります。
 
 
一般的な駅伝では主催者が襷を用意しますが、箱根駅伝では出場大学がそれぞれ自分たちの襷を用意します。
 
中には、箱根駅伝で使用する襷を昔から保管し、今も箱根駅伝時にしか使わない伝統を受け継いでいる大学もあるほど襷の意味は深いのです。
 
選手たちにとって箱根駅伝の襷は、ただ単につなげるためのものではなく、母校の名誉や歴史も背負った大切なユニフォームの一部ということです。
 
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そんな深い意味のある襷をかけて出場するわけですから、選手は必死で最後まで襷をつなぐことに全力を注ぎます。
 
繰り上げスタートになってしまうと、どうなるか。
 
自分たちの母校が用意した襷をつなぐことができなくなり、主催者が用意した襷をかけてスタートするわけですから、これ以上ない屈辱というわけです。
 
選手が途中でブレーキを起こしてどんなにきつそうでも、監督が自分の選手に触れた時点で走行を手助けしたとみなされて棄権扱いになるので、信じることしかできない。
 
そういった監督や仲間たちの心の葛藤や選手の気持ちの強さが、見る者を感動させるわけですね。
 

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なぜ繰り上げスタートのルールがあるのか?

繰り上げスタートという酷なルールがあるからこそ感情移入してしまうこともあるかもしれませんが、順位に関係なく最後まで完走させてあげた方が良いようにも見えます。
 
なぜ、繰り上げスタートのような厳しいルールがあるのかというと、2つの理由があります。
 
 
1、競技レベルの維持
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繰り上げスタートのルールがあることで、繰り上げスタートにならないために選手たちも必死になり、競技レベルが高く維持されるわけですね。
 
 
2、交通規制
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箱根駅伝の期間中、選手たちが走っている区間は交通規制により通行止めになります。
 
公道を完全に封鎖するわけですが、1月2日~3日とお正月で非常に混雑する時期ということもあり、長時間は封鎖できないというわけですね。
 
繰り上げスタートのルールの背景には、こんな現実的な理由もあったんですね。
 
 

繰り上げスタートによる順位や失格は?

繰り上げスタートのルールによって、順位や失格などにどのような影響が出てくるのかを見ていきましょう。

繰り上げスタートによる順位について

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繰り上げスタートになった場合、その瞬間に順位が下がったりペナルティが課されるわけではありません。
 

順位やタイムは、繰り上げた時間など含めて全チームがゴールしてから決まります。 

全チームがゴールしていないときは、順位を「何位」といった確定的な言い方はせず、「何番目」といった暫定的な言い方をするのはそのためです。
 
タイムはコンピュータ管理されているので、全チームがゴールした後に順位がすぐ計算されて「何位」と確定します。
 
 
具体的な例を挙げると、以下のようになります。
 
※繰り上げスタートルール 10分と仮定 
 
出場チーム  
A、B、C、D、E
 
 
最終区通過時点での順位とタイム 
1番 A 4時間
2番 B 4時間1分
3番 C 4時間2分
4番 D 4時間9分50秒(繰り上げギリギリ)
5番 E 4時間10分以降(繰り上げスタート)
 
 
最終区~ゴールまでの順位とタイム
1番 A 1時間
2番 B 1時間1分
3番 C 1時間2分
4番 E 1時間3分
5番 D 1時間3分30秒
 
 
最終順位とタイム
1位 A 5時間
2位 B 5時間2分
3位 C   5時間4分
4位 E 5時間13分
5位 D 5時間13分20秒
 
 
このように、タイムの合計で順位が決定していくわけですね。
 
なお、箱根駅伝の往路5区目は最終区なので繰り上げスタートができず、この場合は翌日の復路のスタート時に10分遅れのスタートというルールになっています。
 

繰り上げスタートによる失格について

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箱根駅伝の繰り上げスタートによる失格については、次のルールがあります。
 
 
□繰り上げスタートの通告をされているにも関わらずスタートしない場合は失格
 
通告を無視したら失格、ということで当たり前のように感じますが、なぜこのようなルールが設けられているのでしょうか。
 
これは、前述の襷の重たさに理由があります。
 
母校の名誉や歴史を背負った襷をつなぎたい一心でその場にとどまることを避ける意味があります。
 
選手たちの思いも痛いほど理解できますが、それを許すと競技時間も伸びますし、競技レベルも下がる可能性があるので設けられているということですね。
 
 
失格に関しては、この他にも次のようなルールがあります。
 
<失格のルール>
 
□第3者が選手に触れた時点で失格
監督であれ誰であれ、選手に触れた時点で走行を補助したとみなされて失格になってしまいます。
 
わざと選手を失格にさせようと触れた場合は妨害になるので、失格にはなりません。
 
 
□スタート後38分を経過しても10km地点に到達しない場合は失格
 
 
□トップの走者が最終周回(18.2km 地点付近)に入った時点で、合流点(13.4km 地点付近)に到達していない場合は失格
 
 
□襷を投げた場合は失格
襷はリレーのバトンと同じで、次のランナーに投げて渡すと失格になります。
 
実際に、次のランナーに襷を1秒でも早く渡そうと必死になり過ぎて襷を投げて失格になったケースが過去に数回あります。
 
繰り上げスタートもランナーにとっては非常につらいですが、失格で終了というのはもっとつらいですよね。
 
周囲が見えなくなるほど一生懸命という証なのかもしれませんが、失格には気をつけたいところですね!
 
 

繰り上げスタートが特に多い区間

これまでの箱根駅伝で、繰り上げスタートになったことが特に多い区間は
 
6区10区3区9区
 
になります。
 
なぜこの区間は特に繰り上げスタートが多いのか、箱根駅伝のコース各区の特徴も踏まえてご紹介します。
 
箱根駅伝のコースは、次のようになっています。
 
<1日目>往路5区:東京~箱根(107.5km)
走行区間 走行距離
1区 大手町~鶴見中継所 21.3㎞
2区 鶴見中継所~戸塚中継所 23.1㎞
3区 戸塚中継所~平塚中継所 21.4㎞
4区 平塚中継所~小田原中継所 20.9㎞
5区 小田原中継所~箱根 20.8㎞
 
<2日目>復路5区:箱根~東京(109.6km)
走行区間 走行距離
6区 箱根~小田原中継所 20.8㎞
7区 小田原中継所~平塚中継所 21.3㎞
8区 平塚中継所~戸塚中継所 21.4㎞
9区 戸塚中継所~鶴見中継所 23.1㎞
10区 鶴見中継所~大手町 20.8㎞
2日間で10区217.1kmを走り切り、各区すべて違う選手が走ります。
 
強い選手をどの区間に走らせるかなど大学間で駆け引きがあり、こういう心理
戦も箱根駅伝を楽しむポイントです。
 
 
※赤字は繰り上げスタートが起きやすい区間
<1区>
1
 
区間特徴
比較的平坦な道が多く、レースの流れを大きく左右する区間
 
登場選手の特徴
各チームの中でもスピードのある選手
 
注目ポイント
17km付近の六郷橋(17kmを過ぎた付近)
 
17kmまでの冷静な駆け引きからのレース展開に注目してみてください。
 
 
<2区>
2
 
区間特徴
区間距離が最大で上り下りが多く、「ゴボウ抜き」がよく見られる区間
 
登場選手の特徴
各チームのエース級の選手
 
注目ポイント
13km付近の権太坂とラスト3kmの上り下り坂
 
距離も長く坂も多いので、高い精神力と勝負勘が求められ、「花の2区」と言われています。「ゴボウ抜き」が起きやすい一方で、トップとの差が開きやすいために、3番目に3区で繰り上げスタートが起きやすいんですね。
 
 
<3区>
3
 
区間特徴
富士山や相模湾など景色はとても良いですが、海外線が多い特徴から向かい風が吹きやすい区間
 
登場選手の特徴
各チームの準エース級
 
注目ポイント
海外線に入る10km過ぎ
 
前半は緩やかな下り坂ですが、10km過ぎの向かい風の影響でレース展開がどう変わるかに注目です。
 
 
<4区>
4
 
区間特徴
区間距離は短いがコーナーや小さなアップダウンが多いため、前の選手の背中が見にくい区間
 
登場選手の特徴
各チームの中でもスピードがある選手
 
注目ポイント
スピードある選手をこの区間に配置する大学も増えてきたので、下位の大学の追い上げに注目です。
 
 
<5区>
5
 
区間特徴
各大学が1年間かけて5区のスペシャリストを育成するほどの難所上り区間
 
登場選手の特徴
上りに強い選手
 
注目ポイント
約800mの高低差
 
高低差が約800mもある過酷なコースで、各大学のスペシャリスト同士の激しいレース展開に注目です。スペシャリストをもってしても、これだけの難所なため差が開きやすく、6区が最も繰り上げスタートが多いんですね。
 
 
<6区>
6
 
区間特徴
下りがメインだが、始めの5km付近までの上りがチームの勢いに直結する区間
 
登場選手の特徴
上り下りのバランスのとれた選手
 
注目ポイント
選手の勝負勘や駆け引き
 
下っているときのスピードはとても速く、各選手の勝負勘とスピード感、駆け引きに注目です。
 
 
<7区>
7
 
区間特徴
スタート付近とゴール付近で気温差が最も大きく、選手の体力をうばっていくのでペース配分が最も難しい区間
 
登場選手の特徴
各チームの中で特に体力のある選手
 
注目ポイント
気温差と9km過ぎからのアップダウン
 
戦略がうまくいった余裕のある選手とそうでない選手の表情の違いにも注目です。
 
 
<8区>
8
 
区間特徴
海外線が終わり、最後の勝負へと繋ぐ重要な区間
 
登場選手の特徴
各チームの中で「地元」の選手(が多い)
 
注目ポイント
16km過ぎからの遊行寺の坂
 
最後の9区、10区へのスパートをかける選手が多くその分順位の変動や差がつきやすいため、4番目に9区で繰り上げスタートが起きやすいです。
 
 
<9区>
9
 
区間特徴
15km過ぎの横浜駅以降は同じような景色が続くため、選手のペース配分が難しい区間
 
登場選手の特徴
各チームのエース級選手
 
注目ポイント
横浜駅以降
 
「逆転の9区」と言われるほど盛り上がるので、横浜駅付近以降は特に注目です。 逆転が起きやすいということは、それだけ脱落もしやすいため、10区が2番目に繰り上げスタートが起きやすいんですね。
 
 
<10区>
10
 
区間特徴
最終順位を決めるので各チームの争いが熾烈で、ゴールまで何が起こるか分からない区間
 
登場選手の特徴
各チームの中で特に勝負強い選手
 
注目ポイント
各チームの最後の追い込み
 
高低差のない走り易いコースですが、最後の区間ということもあり、各大学のプライドがぶつかり合う最大の注目ポイントです。
 
 

まとめ

いかがだったでしょうか。
 
繰り上げスタートや失格などのちょっとしたルールと見どころを知るだけでも、箱根駅伝の楽しさがまったく変わってきます。
 
襷の重みやコースごとの特徴を知れば、箱根駅伝マスター間違いなしです(笑)ので、
是非参考にしてみてください!
 

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